恋ばかりでなく、仕事もまったく上手く回らなくなってしまった倫子。
20代までは自分が主役であることは疑いもしなかったのに、33歳になった途端、倫子はいろんなことが思い描いていたようには運ばない現実を受け入れざるを得なくなってきました。
若い子がどんどんと自分の武器を使って仕事や恋を獲得してゆくなか、さらには倫子にも自分の体を武器に仕事を獲得するおふれが巡ってきてしまいます。
若い脚本家が枕営業!?
婚活パーティーで自分がお呼びでないことにショックを受けた倫子は、使えるものは貯金だけを合い言葉にします。
そんな折、街でばったり撮影中のKEYに出くわし、ネットドラマの新しい脚本家が22歳の若い娘で、どうやらプロデューサーとその若い娘が枕営業をしているらしいとの噂を耳にするのです。
倫子は枕営業で若い娘に仕事が取られたことに怒り、枕営業の証拠を掴もうと2人の尾行を開始します。
ところが、タクシーで尾行を始めたのはいいものの、なんと2人はタクシーで高速に乗り箱根へ向かってしまうのです。
倫子は「アラサーに使える武器は貯金だけ!」と啖呵を切り2人を追いかけることを決意。2万8000円という高額なタクシー代にひくつきながらも、ついに2人が温泉旅館へイチャイチャしながら入る様子をキャッチするのでした。
箱根で1人ぼっちの倫子
プロデューサーと若い脚本家の後を追って、図らずも箱根の温泉旅館へ来てしまった倫子。
親友の香と小雪に状況を報告し、箱根に来ないかと誘いますが、当然ながら断られてしまいます。
倫子はせっかく箱根に来たのだからと、1人で温泉旅館に泊まることにしました。
温泉につかりながら、「若くてかわいくて才能がある娘が枕まで使ってきたら あたしかないっこないじゃん」とへこんでしまいます。
やけになった倫子は、豪華な旅館の夕食と一緒に、1人で日本酒を楽しむことにします。
酔っ払った倫子からLINEで受け取った、香や小雪は倫子を心配しますが、予定があって箱根にはすぐには向かえません。
そこで、店に来ていたKEYが、明日の予定がないため倫子のいる箱根へ出向くことにするのです。
KEYと箱根で枕営業
酒が深くなり、もう脚本家を辞めると宣言した倫子でしたが、ちょうどそこへKEYが到着。
2人は酒を酌み交わし、倫子はKEYにプロデューサーと若い脚本家の枕営業をしていたが、倫子自身にはそのようなことはできないと明かします。
しかし、それを聞いたKEYは33歳のおばさんが乙女ぶって、と言葉を投げかけます。
さらに、乙女チックなばばあが書いたから脚本が面白くなかったのだと一喝。挙げ句の果てに、ネットドラマの出演者であるKEYは倫子にとっては枕営業のチャンスじゃん、とまくし立て、「俺に枕営業してみろよ」というのです。
突然の展開にとまどう倫子でしたが、迫ってくるKEYを拒めず、倫子は自分よりもずっと年下のKEYと箱根の温泉旅館で関係をもってしまったのでした。
この記事へのコメントはありません。