倫子は偶然にも出会ったバーのオーナー、奥田さんと付き合うことになりました。仕事はうまくいかなくても、恋愛がうまくいけばいい!そう思う倫子。さらには、酔った勢いで奥田さんとの結婚をKEYにほのめかすのです。今度こそ倫子は奥田さんと結婚するのでしょうか・・・?
かけられないパーマ
倫子は奥田さんに映画のなかで主人公の女優がかけていた、ソバージュパーマをかけるように頼まれます。
顔もよくて、体もマッチョで、性格が優しくて、おまけにエッチも上手と良いことづくしの奥田さんですが、その奥田さんの頼みでもどうしても倫子はパーマをかける気にはなれませんでした。
いつもの居酒屋でそのことを話しているとKEYが割り込んできます。
KEYは倫子が結婚するといったことを覚えており、とりつくろう倫子でしたが、逆に倫子がKEYに結婚したこともないのに偉そうに物を言うなと言い返します。
すると、KEYは過去に結婚したことがあると明かしたのです。KEYの過去にはまだまだ知らない秘密がたくさんありそうでした。
次の日、倫子は事務所でマミちゃんに結婚しようと思っているということを伝えます。
するとマミちゃんはこの事務所を自分の脚本の仕事場として、半分貸してほしいと頼むのです。倫子はそんなパワフルでずうずうしく、柔軟で精力あふれるマミちゃんには、かないっこないと強く思うのでした。
映画だけの奥田さん
どうしてもパーマが掛けられなかった倫子は、もとの髪型のまま奥田さんにバーへ会いに行きます。
倫子を見て奥田さんは「美容室行くヒマなかった?」と声を掛けました。奥田さんは結構本気でお願いしていたようです。
その夜、2人は奥田さんの家で手料理を食べるおうちデートをすることにしました。
手を繋ぎながら歩く2人。そうした、小さなことが倫子にとってはとても幸せだったのです。
家に着くと料理上手な奥田さんが倫子のために生春巻きを作ってくれました。ところが、料理の話から出てきたのはやはり映画のこと。
料理にちなんだ退屈な映画を黙って2人で見るうちに、ダメと分かっていても倫子は寝てしまいます。
奥田さんはそんな倫子に怒るでもなく、優しく接するのです。次の日の朝も奥田さんは手料理の朝ご飯を作ってくれました。
そして、奥田さんはまた映画の話を始めるのです。
耐えられない
映画の話ばかりの奥田さんに、倫子は違和感を覚えていました。
分かってはいるけど、分かってはいるけど、映画の話ばかりする奥田さんに倫子は耐えられなくなっていました。
見たくもない映画を見せられたのに、倫子の好きな映画を見ようともしない奥田さん。
結婚できる女は男性に話を合わせて、結婚したら手のひらを返し尻にしく。
それが普通の幸せと分かっていても、倫子にはそうすることができませんでした。
ふと倫子は奥田さんに聞きます。私が映画好きじゃなかったら付き合おうと思った?と。
奥田さんは答えるのです。それでも付き合ったと、そしたら映画年間300本見せて映画マニアに俺が育てると。
倫子は自問自答します。
耐えられる・・・?
男性と女性の価値観は違います。そんなことは分かっているけど、倫子にはやっぱり耐えられないのです。
タラ子的感想!
いや!奥田よ!だからお前は営業として成長できなかったんだよ!と突っ込みたくなってしまうタラ子です。
相手の求めてるもの、ちゃんと察しようよ。
自分の求めてるものだけ押し付けてちゃダメだよ。
倫子みたいな女には、奥田のような男は無理だね。うん、絶対無理。
タラ子的には倫子の決断を支持したいわ。
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