倫子は一度は奥田さんとの結婚をも意識しましたが、奥田さんに話に合わせるのがつらくなり、別れることを決めました。
仕事もほされかけている倫子。恋に生きると決めたのに、その恋さえ思うようにはいきません。はたして、倫子は立ち直ることができるのでしょうか。
KEYが仕事を持ってきた
倫子はすっかり仕事のやる気を失っていました。実家の埼玉に帰ろうと言い出す始末。
そのころ、KEYは自分が所属する芸能事務所を訪れます。
KEYは事務所に届けられた企画案を見に来たというのです。
KEYのやる気に驚くのは事務所の女社長。女社長とKEYが出会ったのは6年前、KEYがまだ10代のときでした。
「まさかこんな風に立ち直ってくれるなんて」と感動する女社長ですが、どうやらKEYとの出会いには深いわけがありそうです。
KEYが手に取ったのは、北伊豆の観光局の企画。1回きりのネットドラマでギャラはただのようなもの。
しかも地元のケーブルテレビのスタッフが撮影するとのことです。KEYがその企画書を持って向かったのは倫子の元でした。
KEYが話をつけたので、北伊豆のネットドラマの脚本を倫子が書けというのです。
目が覚める倫子
倫子は、なんでこんなしょぼい仕事をあたしがやらなきゃいけないの、と文句をいいながらKEYがとってきた仕事のため北伊豆へ向かいます。
北伊豆につくと迎えてくれたのは、現役を引退したシルバー世代のおじさまがた。
おじさんたちは倫子を見て、こんな若い女性が脚本家なら心強いというのです。
東京ではおばさん扱いされる倫子ですが、北伊豆では倫子は若い世代。倫子は若いという言葉に目を輝かせます。
早速、打ち合わせもかねて北伊豆のおいしい魚とお酒で倫子を歓迎するおじさんたち。おじさんたちは若い脚本家が来てくれて、面白いドラマができたら、きっと街が盛り上がるといいます。
1人でもドラマを見た人が街に遊びに来てくれたらいい、と。それだけで、ドラマを作成した価値があるというのです。
おじさんたちの言葉を聞き、倫子は自分が大事なことを忘れていたことに気が付かされました。
いつの間にか何をするにも否定するくせがついていて、小さな企画を見下してバカにしていた。
そんなので面白い脚本なんて書けるわけがないと。倫子は目が覚めます。「面白いドラマをつくりましょう」、倫子にスイッチが入りました。
倫子、完全復活
倫子はその夜、脚本の執筆を始めます。そして、仕事をしよう、どんなに小さい仕事でも、仕事をすると誓うのです。
目まぐるしく新しいものが浮かんでは沈んでいく東京で、自分を見失いかけていた倫子は、働いてもう1回しがみつこうと思うのでした。
撮影がスタートするとエキストラとしてやってきたのは、KEYとKEYから話を聞いた香、小雪たち。
KEYは倫子の様子を見るために北伊豆へやってきたのです。倫子が一生懸命はたらく姿をみて、いつもの嫌味を言うKEYですが、その顔をどことなく嬉しそうでした。撮影は順調に進みます。ところが、香が文句を言いだすのです。
しかし、倫子はしのごのいうなと香を一喝。完全に復活した倫子でした。そして、その日は倫子は思うのでした。仕事の後に飲むお酒は、女子会でグタグタ愚痴を言いながら飲むお酒より何倍もおいしい、と。
どうやら、きょうはタラとレバの出番はないようです。
タラ子的感想!
やっぱり東京と東京以外の差って大きい。東京はレッドオーシャンだよね。金も情報も男も女も、みんなが集まってくるから、自ずとレベルが上がってくる。
早めに地方に都落ちっていうのも、ひとつの戦略なのかもしれない。地方でネイルサロンとか?ありえなくもない。
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